日本語センター
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日本語教師ってどんな仕事?第13回 「身振り、手振りははっきりと!」
2015-07-13 Mon 18:16
日本語教師をしていると友達や家族にこんなことをよく言われます。

(友達・家族)「●●(私の名前)って、リアクション、大きいよね」
(私)    「・・・・??

自分ではそんなつもりはないのですが、よく言われます。
(家族は「ちょっと恥ずかしい」とまで言います・・・。ガーン・・・。)

テレビのお笑い芸人のように思いっきりずっこけるとかではなく、
例えば、「そう、そう。」という時に頭を何度も上下に振るとか、
「ちがう、ちがう。」という時に、手をやたらと左右に振るとか
そういう日常的な動作が周りからみると
リアクション、大きい」ということのようです。

でも、実は、これ。
日本語を教える立場から言うと、とても大切なことなのです。
特に、日本語を勉強し始めたばかりの学習者は言葉がわかりませんから、
教師は「身振り、手振り、体を全体を使って」理解を促します。

そんな時に小さな動きで、ちょこちょこっとやっても、
学習者は誰も気づきません。
ですから、大げさなぐらいに「はっきりした身振り、手振り」が求められます。

他にも、会話を教えている時によく出てくるええ。」という言葉
文字にすると「ええ。」だけですが、
「はい。」の意味で言う時と、驚いた時と、イライラしている時に言うのでは、
イントネーションも、表情も異なります
辞書には「ええ。」についての説明は書いてあっても、
イントネーションや表情は書いてありませんから、
教師が実演するしかないわけです。

養成講座で勉強している頃は、私も、クラスメイトもみんな恥ずかしがって
できませんでしたが、実際に教壇に立つと、「恥ずかしい」なんて
言っていられません。「理解させる」のが教師の仕事ですから、
まるで役者のように「演技をするわけです。

これから日本語教師を目指そうという皆さん。
周りの人から「リアクション、大きい」と言われるぐらいが、
学習者にとっては分かりやすい身振り・手振りだということを
頭に入れ、今から磨きをかけておいてください♫

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日本語教師ってどんな仕事?第12回 日本語教師に求められるもの(2)
2015-07-06 Mon 18:07
今日の「なでしこ」は残念でしたね。
開始16分で「あああああ・・・・」と通勤電車の中で叫びたかった方も
多かったのではないでしょうか。

その「なでしこ」に絡めて、今日は先週の続きの
「日本語教師の頭の中」についてもう少し詳しくお話したいと思います。

先週のブログで日本語教師の頭の中は
普段、私たちが無意識に使っている日本語についてのルールと使い方」が
入っていると書きました。
それをサッカーの試合中継で使われる日本語を使って、紹介してみます。

皆さんは、試合中継でこんな言葉を聞いた記憶がありませんか?

「試合時間は残り約●分です。」
「手元の時計ではロスタイムを過ぎていますが、残りはくらいでしょうか。」

こんな質問をしても、普通の日本人は「・・・・。そんなこと言ってたっけ」ですよね。
しかし、日本語教師はこういう所に「ビビビ!!!」と反応し、
日本語教師魂が炸します。

●分」「●秒くらい」は何が違うのかと。

そして、考え始めます。
「駅まで約10分」、「駅まで10分くらい」
「約1mのロープ」、「1メートルくらいのロープ」
「約100万円」、「100万円くらい」
・・・・と頭をフル回転していろいろな例を作ります。

そこから、
「約」、「くらい」は「だいたいの数量」に使う言葉
と見当をつけます。
しかし、ここで終わらないのが「日本語教師」です!

更に、どうして
「試合時間は残り3分くらいです。」と言わずに、「約3分」と言うのか。
不動産屋の広告は「駅まで5分くらい」と書かずに、「約5分」と書くのか。
というように、自分で作った例に対し「なぜ、そう言うのか?」と
自問自答していきます。

この自問自答の作業の際に使うのが「言葉の使い方を判別するものさし」です。
この「ものさし」は色々な種類があるのですが、例えば、
「知っていることに使う」のか、「知らないことに使うのか」というのも
「ものさし」の一つです。

そして、ピン!とくるわけです。
『ああ。
約」は実際の数量を知っている時に使い、「ぐらい」は知らない時に使
のだ』と。

だから、サッカーの試合中継でアナウンサーは
試合の時間を知っているわけですから、「残り時間は約●分」と言って、
ロスタイムを過ぎるといつ終わるのか分からない(知らないから、
ぐらいでしょうか」と言うのだ・・・と納得できるのです。
(アナウンサーが意識しているかは分かりません)

ちなみに辞書を引くと
=大雑把に数えさま」(つまり「数」を知っているんですね)、
くらい=大体の見当をつけてみる様子」
(「見当をつける」ですから、知らないんですね)
とあります。

こんな風に、日本語教師は普通なら聞き逃してしまうような日本語の「違い」に
「ん?」と疑問を持ち、頭の中にある色々な「ものさし」を使って、
「どう違うのか」を考える作業をしています。

日本語教師に求められるもの。
それは、
日常生活の中の日本語にビビビと反応するアンテナ」と
違いを判別するための「ものさし」を数多く持つこと
ではないでしょうか。


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日本語教師ってどんな仕事?第9回 日本語教師の魅力って?~その2~
2015-06-15 Mon 13:45
梅雨の晴れ間に広がる青空が快いですね。

さて、前回、「日本語教師の魅力って?」ということで、
実際に日本語を教えている先生方が感じていることをご紹介しました。

今日は、その第2弾です。

日本語教師は「中毒(?!)」になってしまうほど、
一度やったらやめられない~っ!!という仕事ですが、具体的に
どんなところに先生方はハマってしまうのでしょうか?

・毎回の授業が発見と感動。
・いわゆる「マンネリ」がない仕事。とにかく、毎日が新鮮!
・人が何かを学んで、成長していく過程を直に見て、感動できる仕事。

なるほど。
発見・新鮮・感動」の連続なんですね。
日本語教師の方って、実際の年齢より若く見える(見た目も、行動も)方が
多いのは、ここらへんに理由がありそうですね。

他にも、こんなご意見が。

・昨日までできなかったことが今日できるようになる。その瞬間の
 達成感がたまらない。
・頑張った分だけ、結果がダイレクトに返ってくるのがうれしい。
・自分の教え方がいいか、悪いかをすぐその場で感じられるという
 「ライブ感」がいい(特に、「いい反応」の時は、ゾクゾクする)。

仕事の結果や達成感を「今、ここで、すぐに得られる」というのが、
魅力という先生方もいます。
確かに、そういう仕事はなかなかないかもしれません。

それから、意外に多かったのが、こんなご意見。

・現地の人しか知らない名物をもらえる!
・現地で、今、一番流行っているもの、ことなどの最新情報が手に入る。
・日本にいながら、色々な国の有名な食べ物(特にお菓子)が食べられる。
・その国の人たちが支持する、日本にある「本場○○料理レストラン」を
 教えてもらえる♫

教えるばかりでなく、こんな楽しみもあるんですね。
毎日が現地ガイド付きく海外旅行」の気分でしょうか?!


こんな風に、「日本語教師の魅力」は一言では表せないほどです。
次は、皆さんが「日本語教師」になって、この仕事の虜(♡)に
なってください!!


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