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ロシアの子育て術?
2016-01-27 Wed 18:54
先日、ロシア人で、もうロシアに帰国した教え子がメールをくれました。

「先生!娘が生まれました~♪」と嬉しいお知らせ。

たくさんの写真を添付して送ってくれたのですが、そこに写っている赤ちゃんは
なぜか裸か、布でぐるぐる巻きの状態
赤ちゃんはかわいいのですが、日本人からすると、ちょっと違和感がある写真
でした。特に、ぐるぐる巻きの写真は、みの虫のようで・・・。

不思議に思って、彼女に聞いてみると、
「えっ?!日本ではこうしないのですか???」との反応。

なんでも、ロシアでは寒さに慣れさせるため、室内では赤ちゃんを裸にしておく
のだそうです。
更に、どんなに寒くても、必ず乳母車に乗せて、毎日散に出かけるそうです。
(もちろん、この時は裸ではありません。しっかり防寒具を身につけさせます)
こうすることで、ロシアの寒さに慣れていくのだとか・・・。

また、赤ちゃんをぐるぐる巻きにするのは、骨が柔らかいうちに姿勢をよくする
ため
だそうで・・・。
(私にはとても苦しそうに見えるのですが、そうでもないのでしょうか)

日本語を教えていると、日本と外国の違いを知る機会が多くありますが、
子育て術(?)も色々違うようですね。
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日本語の拍とリズムのルール
2016-01-25 Mon 22:31
正しい日本語を話しているのに、日本語が下手に聞こえてしまう外国人が
います。
これは、日本語の発音の問題もありますが、それ以上に「日本語のリズム」が
悪いのが原因ということが多いのです。

そこでみなさん、「日本語の拍とリズムのルール」、ご存知ですか。

日本語は「仮名1文字=1拍・同じ長さ」というルールがあります。
例えば、「おはようございます」は「お/は/よ/う/ご/ざ/い/ま/す」
と9文字ありますから、9拍ということになります。
そして、「お-/は/よ/う-/ご-/ざ/い-/ま/す」というように、
長くなったり、短くなったりせず、「お/は/よ/う/ご/ざ/い/ま/す」
全て同じ長さで発音されます。

この「仮名1文字=1拍・同じ長さ」というのは、日本語の特徴の一つです。

しかし、実際の生活では「お/は/よ/う/ご/ざ/い/ま/す」と1文字ずつ
分けて発音している日本人はいないはずです。
そこで重要になってくるのが「日本語のリズム」です。

日本語のリズムは「2拍でひとまとまり」というルールがあります。
例えば「せんせい」は、「せん|せい」というように、「せん」、「せい」の
2拍のまとまりでリズムをとって発音しています。

では、「おはようございます」のリズムはどのようになるかというと、
「おは|よう|ご|ざい|ます」となるのです。
『え?「おは|よう|ござ|いま|す」じゃないの??』と思った方。
違うのです。この「日本語リズム」。前から2拍ずつかたまりにしていけばいい
という単純なものではありません。

実は、「日本語のリズム」には次のようなルールがあります。

SETP1 「○ー」、「○ッ」、「○ン」、「○+母音(あいうえお)」、
     「です」、「ます」は第一優先で2拍のまとまりとする

STEP2 STEP1で挙げた以外のものは、隣り合う2拍でひとまとまりとする。
STEP3 あまった拍はそのまま1拍とする。


このルールに「おはようございます」を当てはめると、
「よう」、「ざい」、「ます」が最初に2拍のまとまりとなります。
(「おは||ご|ます|」)
そして、次に 「おは」が隣り合う2拍でひとまとまりとなります。
最後にあまった「ご」はそのまま1拍にします。

こうやって、「日本語のリズム」のルールに従って、区切って発音させると、
あら不思議。
ぎこちなかった外国人の話し方も、日本人の話し方に近くなってくるのです。

「ありがとうございます」も、STEP1~STEP3のルールに従って、リズムの
区切りをいれると、
「とう」、「ざい」、「ます」が最初に2拍のまとまりになり、
次に、「あり」が隣り合う2拍でひとまとまりになります。
最後に、余った「が」、「ご」はそのまま1拍にし、
あります」となります。

皆さん、知り合いの外国人に「話し方が下手に聞こえる」という方がいたら、
ぜひ、この日本語は「仮名1文字=1拍・同じ長さ」というルールと
「日本語のリズムのルール」を教えてあげてください。
また、外国人が周りにいない・・という方も、自分の話す言葉のリズムと
このルールを照らし合わせてみても、面白いと思いますよ。
誰に教わったのかしりませんが、私たち日本人は無意識にこのルールに
従って、発音していますから♪



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2016-01-20 Wed 20:05
今週はあちこちで雪の被害が出てきますね。
月曜日には東京でも雪が積もり、大混乱でした。
朝から「うんざり・・・」した方も多かったのではないでしょうか。

そんな中、大喜びしている人たちが・・。

そうです。
日本語を勉強する外国人たちは、月曜日、大喜びしていました。

植木の上に積もった雪を背景にポーズして写真を撮ったり、
つもった雪を顔に当てて、キャーキャー言ったり、
雪の降った街の写真をfacebookに投稿したり・・・・と
それは、それは楽しそうに騒いでいました。

雪の降らない国から来日して、日本語を勉強している学習者はとても多いので、
月曜日の雪が「人生初の雪」だった人も多かったようです。

雪が降って、大喜びするのは、子供と犬だけではありませんね。

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「きれい」と「美しい」
2016-01-18 Mon 21:38
お正月気分もすっかり抜けて、気づけば1月も下旬です。

2016年最初の「日本人が知らない日本語の仕組み」は何について書こうか
とあれこれ考えていましたが、今回は『「きれい」と「美しい」』について
書こうと思います。

1月は何か習い事を始めるたくなる月なのか、テレビのCMでも通信講座などの
案内をよく見かけます。
そして、この時期に多いのが「ボールペン字」や「ペン習字」の講座。
今では手書きの年賀状は少なくなりましたが、やはりこの時期に
「字が上手くなりたい」と考える人が多いのでしょうか。

そのボールペン字講座などの案内のキャッチコピーをよく見てください。
きれいに書けるボールペン字講座」とか、
美しい文字が書ける講座」とかありますが、
さて、皆さん。「きれい」と「美しい」は同じなのでしょうか?

では、次の例で考えてみてください。

① 「きれいな部屋」と「美しい部屋」
② 「きれいな人」と「美しい人」

どうですか?
「きれい」と「美しい」だけで比較すると、ちょっとわかりにくですが、
「きれいな部屋」、「美しい部屋」というように比較すると、それぞれ
聞いた時のイメージが違うのではないでしょうか。

「きれいな部屋」と聞いたときは、掃除がされてて、清潔で、整っている
部屋・・・というイメージ
が浮かびませんか?
一方、「美しい部屋」というのは、どうでしょうか?
以前、「美しい部屋」というタイトルの雑誌がありましたが、そこに出てくる
部屋は古い家屋にたくさんの花や人形、飾り物などが所狭しと置いてあり、
決して「整っている」というイメージのものではありません。しかし、
「あら、いいわね~」と心で感じる部屋ばかりでした。

ここに「きれい」と「美しい」の違いがあるのです。

「きれい」は、清潔さや、整然さなどが優れている様を表す言葉。
つまり、「表面的美意識」の言葉です。
「美しい」は、あるものに対し、話者の「心が奪われる」状態を表す言葉。
つまり、「内面的美意識」の言葉です。

そう考えると、「きれいな文字」を習得するのは簡単ですが、
「美しい文字」を習得するのは、そう簡単にはいかないと思うのですが、
どうなんでしょうか?

「きれい」と「美しい」。
最近は何でも「きれい」で済ませてしまうことが多いですが、
ぜひ、これを機会に使い分けてみてください。

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ものは言いようで腹が立つ
2016-01-13 Wed 23:34
この年末年始の休みの間にある本を読みました。

「ものは言いようで腹が立つ」
(監修:岩淵 匡/ 著:柴田 謙介/サンマーク出版)

という本です。
8年ぐらい前に購入して、読んだ本なのですが、ふと、読み直してみよう
という気になって、手にしました。

改めて読んでみると、面白い!
「なるほど!」と何度もうなづきながら、一気に読んでしまいました。

例えば、「しかし、」の使い方。

「連絡が遅れて、すみませんでした。
しかし、どうしても電話できなかったのです。」
というのか、
「どうしても電話できなかったのです。
しかし、連絡が遅れて、すみませんでした。」
というのかで
聞いている方の「腹の立ち方」は随分変わってきます

こういう文で比較すると、「しかし、」がどういう働きをする言葉なのか、
よくわかります。

他にも、
「今まで言わなかったけど」とか、
「前から思ってましたが」とか、
「ご存じないかもしれませんが」とか、
余計な前置きが、聞き手に不快感を与えるという例なども載っていました。

こういうのは、日本人だけでなく、上級レベルの日本語学習者に教えたら、
面白いかもしれません。

そういえば、私が以前教えていた学習者に「わざわざ」という言葉を
よく使う人がいました。

「先生、今日は私の国の料理を先生の為にわざわざ作ってきました」とか、
「先生、わざわざお茶を持ってきました。どうぞ」とか・・・。

彼は「わざわざ」の意味を勘違いして使っていたのですが、これを普通の日本人
が聞いたら、きっと「ムッ!」としますよね。


読み終わったあと、考えました。

学習者はこういう言葉や表現のニュアンスを知らないと、本人はそんなつもり
ではないのに、勘違いされることがあるのだろうな・・・と。
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お年玉
2016-01-06 Wed 20:28
皆さま、あけまして おめでとうございます。
今年もこのブログを通じて「日本語の面白さ」、「外国人から見た日本」などを
紹介していきますので、よろしくお願いします。

さて、お正月ということで、2016年最初のブログは「お年玉」をテーマに
書きます。

日本では大人が子供にあげるお年玉。
今は、二十歳を過ぎても、働いていない学生はもらえることが多いでしょうか。
この「お年玉」文化は日本だけでなく、中国や、台湾、マレーシア、
シンガポール、ベトナム
などでも見られます。

ただ、やはり国が違うと若干違う部分もあります。

例えば、
① 赤い封筒に入れる(赤は縁起の良い色だそうです)
② 偶数の金額であげる(奇数は縁起が悪いそうです)
③ 親戚だけでなく、上司が部下にあげたり、ビルの警備員の人や、
  よく行くお店の人などにもあげる

といういように。

私が一番驚いたのは、マレーシア、シンガポールでは
「結婚するまでは何歳になってもお年玉がもらえる」
ということです。
(40歳でも、50歳でも、結婚していないなら、もらえるそうですよ)

これは、「結婚する = 一人前になる」という意味なのでしょうか・・・。
う~ん・・・。


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